WinActor

2022.01.24
サンプルシナリオ Excel関連 WinActor制御 Word関連
データ一覧機能を使用して選択した行分の案内状を作成するサンプルシナリオ

顧客情報を記載したExcelファイル、もしくはcsvファイルをデータ一覧に読み込み、選択された行に記載されている顧客宛の案内状を作成するサンプルシナリオとなります。

WinActorのデータ一覧機能の学習用に利用することができます。

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サンプルシナリオ概要

はじめに

データ一覧機能を使用して選択した行分の案内状を作成するサンプルシナリオ(以降、本サンプルシナリオ) について説明します。

本サンプルシナリオの概要

本サンプルシナリオは、以下の処理を行います。

  • データ一覧の選択された行から会社名と代表者名を取得し、同名の変数に読み込みます。
    複数行選択された場合は、上から変数に読み込み、案内状の作成が完了後に次の行を読み込みます。
  • 取得した会社名と代表者名を結合し、案内状に挿入する宛先を作成します。
    宛先は会社名、スペース、代表者名を結合して作成されます。
  • 作成した宛先を用意した案内状テンプレートに挿入します。
  • 編集した案内状テンプレートを新規ファイルとして保存します。
    保存先は実行中のシナリオが保存されているフォルダになります。
    保存する際のファイル名は会社名と代表者名を使用して作成します。

使用するWinActorモジュール

本サンプルシナリオでは、以下のWinActorモジュールを使用します。

  • 07_文字列操作/01_変換・整形/文字列置換.ums6
  • 07_文字列操作/03_連結/文字列の連結(2つ).ums6
  • 07_文字列操作/03_連結/文字列の連結(3つ).ums6
  • 13_ファイル関連/05_ファイル名/シナリオフォルダのファイルパス.ums6
  • 19_Word関連/Word操作(ブックマークの前へ挿入).ums6
  • 19_Word関連/Word操作(名前を付けて保存).ums6

動作確認環境

本サンプルシナリオは以下の環境で動作確認しています。

  • Windows 10、WinActor6.3.2、Microsoft Excel 365、Microsoft Word 365
  • Windows 10、WinActor7.3.1、Microsoft Excel 365、Microsoft Word 365

制約事項

  • データ一覧へデータを読み込む際の制約事項が存在します。
    詳細は「WinActor操作マニュアル」の「データ一覧画面」に記載されている「Excel からデータを読み込む際の制限事項」をご覧ください。
  • シナリオ実行中にインポート元のファイルを閉じるとエラーが発生します。
  • 保存先に同名のファイルが存在する場合は上書きされます。
  • 会社名や代表者名にスペースが含まれていると、ファイル名にアンダースコアが付与されます。
  • データファイルから読み込んだ会社名、もしくは代表者名にファイル作成時に使用できない文字が含まれている場合、エラーとなります。
    下記の使用できない文字は半角文字で指定された場合となります。全角文字では使用できます。
    \ 円記号
    / スラッシュ
    : コロン
    * アスタリスク
    ? クエスチョンマーク
    " ダブルクォーテーション
    <> 不等号
    | 縦棒

本サンプルシナリオの使い方

本サンプルシナリオの実施方法は以下の通りです。

Step1.事前準備

本サンプルシナリオは、同梱されている一覧表を使用しています。
一覧表にサンプルの顧客情報が記載されていることを確認してください。

Step2.サンプルシナリオの読み込み

ダウンロードしたサンプルシナリオのZIPファイルを展開し、展開したフォルダに含まれている本サンプルシナリオをWinActorで読み込みます。

Step3.動作に必要な変数の設定・変更

本サンプルシナリオを実行するために必要な値を、変数一覧で設定・変更します。

以下の変数を必要に応じて設定・変更してください。

  • 文章テンプレート
    • 案内状のテンプレートとして読み込むファイルを絶対パス、または相対パスで指定します。
12643_input01.png
変数一覧画面1

Step4.データファイルの読み込み

本サンプルシナリオを実行するために必要な値を、データ一覧画面からデータファイルを使用して読み込みます。
※データ一覧への読み込み方法は「1. データ一覧にExcelファイル、もしくはcsvファイルからデータを読み込む方法」をご覧ください。

Step5.サンプルシナリオの実行

WinActorで本サンプルシナリオを実行します。

Step6.サンプルシナリオの終了後の確認

指定された保存先に新しく案内状が保存されていることを確認してください。
データ一覧の内、チェックされているデータの件数分の案内文が保存されます。

トラブルシューティング

本サンプルシナリオでは、変数指定が不十分であった場合、エラーメッセージが出力されます。
詳細については、エラーメッセージ一覧を参照してください。

サンプルシナリオ解説

サンプルシナリオで使用している実装テクニックについて解説します。

1. データ一覧にExcelファイル、もしくはcsvファイルからデータを読み込む方法

データ一覧へのデータ読み込みは以下の手順で行います。
※「WinActor操作マニュアル」の「データ一覧画面」に記載されている「データインポート」と同様の内容になります。

①データ一覧ツールバーの[データインポート]アイコンをクリックします。

12643_input02.png
データを読み込む前のデータ一覧画面



②「開く」画面が表示されますので、使用するデータファイルを選択して、[開く]ボタンをクリックします。

12643_input03.png
開く画面



③データの読み込みが成功すると、「データ一覧」画面に読み込んだデータが表示されます。

12643_input04.png
データを読み込んだ後のデータ一覧画面



④変数一覧に、③で取り込んだデータ一覧のカラム名を追加することで、シナリオ実行時に値が格納されます。
 本サンプルシナリオでは、「会社名」と「代表者名」を変数一覧に追加しています。

  • 会社名
    • データ一覧から読み込んだ会社名を格納します。
  • 代表者名
    • データ一覧から読み込んだ代表者名を格納します。
12643_input05.png
データ一覧で取り込んだカラム名を変数一覧に追加

2.データ一覧を使用して必要な情報のみ処理を行う

データ一覧に情報を読み込み、全ての情報に対して処理を行うことも可能ですが、一部の情報のみ使用したい場合は以下のようにチェックボックスを操作することで実現することができます。

例)読み込んだ情報の中で1行目と3行目の会社に対して案内状を作成。

  • 1行目と3行目のみチェックされた状態でシナリオを実行します。
12643_input06.png
実行前のデータ一覧画面



  • 実行後、正常に処理が終了すると選択した会社宛の案内状が作成され、チェックボックスからチェックが外れます。
12643_input07.png
実行後のデータ一覧画面

変更履歴

版数 日付 修正内容
版数
1.0版
日付
2022/1/24
修正内容
初版
版数
1.1版
日付
2024/1/17
修正内容
・注意事項を削除
・ファイル名を「SS2201_12643_DataList_CreateGuideForSelectedLine_1.0.1.zip」に変更

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