RPA(Robotic Process Automation)での
一連性を伴う手順を自動化
このような業務は、たとえ1件1件のボリュームは小粒だったとしても、それを毎日繰り返し実施することで、総合的にみるとかなり大きなボリュームになり、
ヒューマンエラーによるリスクや、残業時間の増加などの課題につながります。
このような業務をシステム化するには、追加投資を得るために、各操作のボリュームを継続的に計測して積み上げ、投資対効果を訴える必要があります。
日々の業務に追われる中そこまで手を回せずに、人海戦術で何年も対応し続けた結果、そうすることが当たり前になっていつしかシステム化の対象ですらなくなってしまう。
このようにして、社内にはシステム化から取り残された手作業が山積しています。
RPAの導入は、こうしたシステム化から漏れ、長年放置されてきた少量多品種の業務自動化を実現できることに意義があります。
RPAは「UI(User Interface:ユーザー・インターフェイス)認識」と「ワークフロー」を融合させたツールで、下記3つの動作が可能です。
RPAでの操作対象(情報システムやアプリケーション)の認識の方法
これまでのシステム連携とRPAによるシステム連携
RPAはエクセルのマクロ/VBAによる自動化にも似ていますが、下記の点で大きく異なります。
マクロ / VBAではプログラミング言語(VBA)によるコード記述が必要です。
一方、RPAは、シナリオの設計の作成をGUI(グラフィカルユーザインタフェース)を用いて行えるため、直感的かつ初心者にもとっつきやすく、専門的な知識が不要です。
具体的には、ツール内にあらかじめ用意された(ライブラリやノードと呼ばれる)動作一覧(例:「繰り返し実行する」「転記する」)から、
実行したい動作をドラッグ&ドロップし、フローチャート化していくことで、作成できます。
実行したい動作をドラッグ&ドロップした
フローチャート化