WinActor

2021.01.29
サンプルシナリオ IE関連 WinActor制御
監視ルールを使用してウェブページのエラーダイアログを検知するサンプルシナリオ

WinActorのライブラリを使用して、トップ画面のエラーダイアログを検知するサンプルシナリオから監視ルール(シナリオ停止)の使用法を理解します。

監視ルールの使用例として利用することができます。

本サンプルシナリオをダウンロードする前にこちらの注意事項を必ずご確認ください。

サンプルシナリオ概要

はじめに

WinActorのライブラリを使用して、トップ画面のエラーダイアログを検知するサンプルシナリオ(以降、本サンプルシナリオ)について説明します。

注意事項

本サンプルシナリオ利用時の注意事項はこちらです。

本サンプルシナリオの概要

本サンプルシナリオは、以下の処理を行います。

  • URLを指定してIEを新規に起動します。
  • 起動したIEの読込が完了した後、ウィンドウを前面化します。
  • 3秒後に「Webページからのメッセージ」が出力します。
  • 監視ルールのウィンドウ識別名に登録した「Webページからのメッセージ」を捕捉し、シナリオ停止が動作します。

使用するWinActorモジュール

本サンプルシナリオでは、以下のWinActorモジュールを使用します。

  • ノード/アクション/指定時間待機
  • ノード/ユーザ/待機ボックス
  • ノード/変数/変数設定
  • 01_WinActor制御/02_シナリオ制御/シナリオ停止.ums6
  • 01_WinActor制御/08_実行ログ/ログメッセージ出力.ums6
  • 07_文字列操作/03_連結/文字列の連結(3つ).ums6
  • 11_ウィンドウ関連/ウィンドウ前面化.ums6
  • 17_IE関連/URLを指定してIE起動.ums6
  • 17_IE関連/IE操作(読込完了待ち).ums6

動作確認環境

本サンプルシナリオは以下の環境で動作確認しています。

  • Windows 10、WinActor 6.3.0、Internet Explorer 11.9
  • Windows 10、WinActor 7.1.1、Internet Explorer 11.9

制約事項

本サンプルシナリオは、JavaScriptや「アクティブ コンテンツを実行するための許可」の設定が無効の場合には対応しておりません。

本サンプルシナリオの使い方

本サンプルシナリオの実施方法は以下の通りです。

Step1.動作環境の確認

WinActorのライブラリを使用して、トップ画面のエラーダイアログを検知するサンプルシナリオです。
手元のPCで動作が確認できるように、上記のアプリがインストールされているか、確認してください。

Step2.サンプルシナリオの読み込み

ダウンロードしたサンプルシナリオのZIPファイルを展開し、展開したフォルダに含まれている本サンプルシナリオをWinActorで読み込みます。

Step3.動作に必要な変数を設定

本サンプルシナリオを実行するために必要な値を、変数一覧で設定します。
事前に設定が必要な変数は下記の通りです。

  • URL
    • 任意のURLを初期値に設定してください。
      添付のサンプル(systemtop.html)など、入力ファイルをウェブページとして使用する場合、絶対パスで指定してください。
      例) https://xxx/xxx

11781_input1.png

変数一覧画面

Step4.サンプルシナリオの実行

WinActorで本サンプルシナリオを実行します。
監視ルールによりシナリオが停止が処理されると、本サンプルシナリオは終了します。

Step5.サンプルシナリオの終了後の確認

トップ画面にエラーダイアログが出力されていることを確認してください。
また、監視ルールに該当しなかった場合に表示されるメッセージが表示されていないことを確認してください。

11781_input2.png

シナリオ実行後のトップ画面のエラーダイアログ

トラブルシューティング

本サンプルシナリオでは、変数指定が不十分であった場合、エラーメッセージが出力されます。
詳細については、エラーメッセージ一覧を参照してください。

サンプルシナリオ解説

本サンプルシナリオで使用している実装テクニックについて解説します。

1.監視ルールの設定(シナリオ停止)

監視ルールの設定は、下記の監視ルール一覧の編集から行います。

11781_input3.png

監視ルールの設定



トップ画面を表示した3秒後に出力される以下の「Webページからのメッセージ」を、監視ルール編集のウィンドウ識別名で指定しています。
監視ルール一覧のNo.1の監視ルール編集の例は、下記の画像の通りです。



11781_input4.png

Webページからのメッセージ



11781_input5.png

監視ルールの設定

2.監視ルールが動作しなかった場合

監視ルールのシナリオ停止が正常に動作しなかった場合、下記のメッセージが表示されます。
監視ルールの設定値を確認してください。

11781_input6.png

シナリオ続行メッセージノード



11781_input7.png

シナリオ続行メッセージプロパティ

3.監視ルールで設定したエラーダイアログの捕捉

本サンプルシナリオでは、監視ルールにて、トップ画面が表示された後の指定時間待機[5秒]の間に「Webページからのメッセージ」が出力されると、エラーダイアログを捕捉し、シナリオを停止するように設定しています。
監視ルールの設定については、1.監視ルールの設定にて、説明しています。

変更履歴

版数日付修正内容
版数
1.0版
日付
2021/1/29
修正内容
初版

本サンプルシナリオをダウンロードする前にこちらの注意事項を必ずご確認ください。

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