WinActor

更新 2021.03.18
サンプルシナリオ 外部サービス連携
勘定奉行クラウドで仕訳伝票作成を行うサンプルシナリオ

勘定奉行クラウドの仕訳伝票入力にExcelデータを転記するサンプルシナリオとなります。

勘定奉行クラウドの仕訳伝票入力機能を操作したいユーザ向けのサンプルシナリオです。
本サンプルシナリオを変更することで、仕訳伝票入力画面への転記作業を自動化することが可能です。

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サンプルシナリオ概要

はじめに

WinActorのノード等のWinActorモジュールを使用して、OBC奉行クラウドシリーズの勘定奉行クラウドで仕訳伝票作成を行うサンプルシナリオ(以降、本サンプルシナリオ)について説明します。

本サンプルシナリオの概要

本サンプルシナリオは、以下の処理を行います。

  • Excelファイルから情報を読み込みます。
  • 仕訳伝票入力画面にデータを入力します。
  • データ入力の完了後、仕訳伝票を登録します。

使用するWinActorモジュール

本サンプルシナリオでは、以下のWinActorモジュールを使用します。

  • ノード/アクション/画像マッチング
  • ノード/アクション/ウィンドウ状態待機
  • ノード/アクション/指定時間待機
  • ノード/アクション/文字列送信
  • ノード/アクション/クリップボード
  • ノード/変数/変数値コピー
  • 04_自動記録アクション/エミュレーション.ums6
  • 18_Excel関連/01_ファイル操作/Excel操作(保存なしで閉じる).ums6
  • 18_Excel関連/03_行列操作/Excel操作(行の読み取り).ums6

本サンプルシナリオの入力ファイル

仕訳伝票データが記載されたExcelファイルを入力ファイルとします。
シナリオ内でExcelファイルをオープンし、処理の実施に必要な情報を取得します。
入力ファイルの詳細は、入力ファイルの形式を参照してください。

本サンプルシナリオの想定レベル

本ドキュメントは、以下の技術レベルのユーザを対象としています。

  • OBCの勘定奉行クラウドの使い方について理解している。

動作確認環境

本サンプルシナリオは以下の環境で確認しています。

  • Windows 10、WinActor 6.3.0、Microsoft Excel 2019、勘定奉行 Ver.210224
  • Windows 10、WinActor 7.1.0、Microsoft Excel 2019、勘定奉行 Ver.210224

制約事項

  • 本サンプルシナリオを実行するためには、勘定奉行クラウドにアクセスするためのインターネット環境が必要です。
  • 本サンプルシナリオおよびドキュメントは勘定奉行クラウドにログインできる状態を前提に記載されています。
  • 本サンプルシナリオは、WinActor 6.0より古いバージョンでは動作しません。
  • 本サンプルシナリオは、勘定奉行クラウドお試し版に用意されているデータを使用しています。
    本サンプルシナリオの実行対象となるデータが存在しない場合は、勘定奉行クラウドにデータを登録いただくか、入力ファイルのデータを変更してください。

本サンプルシナリオの使い方

本サンプルシナリオの実施方法は以下の通りです。

Step1.勘定奉行クラウドへのログイン

本サンプルシナリオではシナリオ実行前に勘定奉行クラウドにログインする必要があります。
勘定奉行クラウドをお持ちでない場合は、以下のURLから勘定奉行クラウドお試し版を入手し、ログインしてください。
https://www2.obc.co.jp/trial/cloud/kanjo/

12936_home.png

勘定奉行ログイン後の画面




Step2.入力ファイルをディレクトリに配置

任意のディレクトリに入力ファイルを配置します。
本サンプルシナリオには、サンプルのExcelファイル(仕訳伝票データ.xlsx)が添付されています。
このファイルの内容を用いて仕訳伝票を作成します。


Step3.WinActorで本サンプルシナリオを読み込み

WinActorを起動し、本サンプルシナリオを読み込みます。


Step4.動作に必要な変数を設定

本サンプルシナリオを実行するために必要な値を、変数一覧で設定します。
本サンプルシナリオの実行にあたり、事前に設定が必要な変数は下記の通りです。

  • 仕訳伝票データファイルパス
    • 本サンプルシナリオの入力ファイルのファイルパスを指定します。
      例) C:\sample\仕訳伝票データ.xlsx

slip_input_variable.png

本サンプルシナリオ変数一覧の設定



Step5.WinActorで本サンプルシナリオを実行

本サンプルシナリオを実行します。
勘定奉行クラウドで入力ファイル内の全てのデータが入力され、仕訳伝票が作成されます。


Step6.サンプルシナリオ実行終了後の確認

実行終了後、奉行クラウド画面の起票した仕訳伝票欄にある[自己入力分]ボタンを押下して仕訳帳画面を開き、仕訳伝票が作成されていることを確認してください。

journal.png

仕訳帳画面



トラブルシューティング

本サンプルシナリオでは、指定秒数待機している箇所があります。
以下に、固定秒数待機不足により失敗する動作に対しての修正箇所を記載します。
シナリオ内の対象となる指定時間待機モジュールの待機時間プロパティの秒数を増やす対応をしてください。

エラー内容 シナリオ内対象ブロック
エラー内容
仕訳伝票が登録されない
シナリオ内対象ブロック
登録クリックの1つ前
エラー内容
仕訳伝票入力画面が閉じない
シナリオ内対象ブロック
閉じるクリックの1つ前



サンプルシナリオ解説

本サンプルシナリオで使用している実装テクニックについて説明します。

入力ファイルの形式

入力ファイル(Excel)の内容は以下のとおりです。

inputFileSample.png

入力ファイルサンプル



inputFileSampleHeaderInfo.png

ヘッダー情報



inputFileSampleDetail.png

入力情報



入力情報が以下に該当する場合に、本サンプルシナリオはエラーとなります。

  • 勘定奉行クラウドに登録されていない以下のコードを使用すると、その後の伝票入力終了時等でエラーとなります。
    • 部門コード
    • 勘定科目コード
    • 補助科目コード ※勘定科目コードの選択により、選択可能な補助科目コードが異なります。
    • 取引先コード
    • 摘要コード
  • 借方と貸方の金額が一致していないと、その後の伝票入力終了時等でエラーとなります。

変更履歴

版数 日付 修正内容
版数
1.0版
日付
2021/3/18
修正内容
初版
版数
1.1版
日付
2024/1/16
修正内容
・注意事項を削除
・ファイル名を「SS2103_12936_OBCOperation_CreateJournalSlip_1.0.1.zip」に変更

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