WinActor

2019.10.17
サンプルシナリオ WinActorノート
WinActorノートの端末機能を用いてSSHサーバ上のフォルダ配下の情報収集およびファイル転送を行うサンプルシナリオ

WinActorノートの端末機能を用いてSSHサーバ上のフォルダ配下の情報収集およびSCPコマンドによるファイル転送を行うサンプルシナリオ(以降、本サンプルシナリオ)となります。 なお本サンプルシナリオは「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」のチュートリアルにしたがって作成したシナリオ(ログ取得シナリオ.ums6)と同一のものになります。 本ドキュメントで参照しているマニュアルは、WinActor 6.2.0のマニュアルを前提としております。

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サンプルシナリオ概要

WinActorノートの端末機能を用いてSSHサーバ上のフォルダ配下の情報収集およびファイル転送を行うサンプルシナリオ

WinActorノートの端末機能を用いてSSHサーバ上のフォルダ配下の情報収集およびファイル転送を行うサンプルシナリオ

はじめに

WinActorノートの端末機能を用いてSSHサーバ上のフォルダ配下の情報収集およびSCPコマンドによるファイル転送を行うサンプルシナリオ(以降、本サンプルシナリオ)について説明します。
なお本サンプルシナリオは「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」のチュートリアルにしたがって作成したシナリオ(ログ取得シナリオ.ums6)と同一のものになります。
本ドキュメントで参照しているマニュアルは、WinActor 6.2.0のマニュアルを前提としております。

本サンプルシナリオの概要

本サンプルシナリオは、以下の処理を行います。詳細は「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」を参照してください。

  • SSHサーバ上で実行されたコマンドの実行ログとSSHサーバから転送したファイルを保存するためのフォルダを作成します。
  • SSHサーバへ接続し、以下のコマンドを実行します。
    • 指定されたフォルダ内に拡張子logのファイルが存在していることを確認するためのコマンド
    • SSHサーバの日時の情報を取得するためのコマンド
  • 拡張子logのファイルが存在していることを確認するためのコマンドの実行結果をWinActorノートの画面上から抽出して変数に格納します。
  • 変数に格納したコマンドの実行結果をWinActorで読み込み、ファイルの存在が確認できたときに、拡張子logのファイルをSSHサーバから取得します。
  • 拡張子logのファイルを本サンプルシナリオで作成したフォルダへ移動します。

使用するWinActorモジュール

本サンプルシナリオでは、主に以下のWinActorモジュールを使用します。

  • 25_WinActorノート/02_SSHツール/ファイル受信(SCP).ums6
  • 25_WinActorノート/マクロ読み込み実行.ums6
  • 25_WinActorノート/変数に取り込み.ums6

本サンプルシナリオの想定レベル

本サンプルシナリオは、以下の技術レベルのユーザを対象としています。

  • SSHサーバ・クライアントについて理解している。
  • 「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「事前準備」の章に書かれている事前準備が完了している。

動作確認環境

本サンプルシナリオは以下の環境で動作確認しています。

  • Windows 10
  • WinActor 6.2.0
  • CentOS Linux release 7.6.1810(SSHサーバ環境)
  • OpenSSH 7.4p1(SSHサーバ環境)

本サンプルシナリオの使い方

本サンプルシナリオの使い方は以下の通りです。

Step 1. サンプルシナリオの読み込み

ダウンロードしたZIPファイルを展開し、展開したフォルダに含まれている本サンプルシナリオをWinActorで読み込みます。

Step 2. 動作に必要な変数を設定

本サンプルシナリオの実行にあたり、事前に設定が必要な変数については、「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「WinActorのシナリオ作成」と「ライブラリ・プロパティの一覧」の章をご確認ください

Step 3. パスワードファイルの生成と配置

本サンプルシナリオには、パスワードファイルが添付されていません。
以下にしたがってパスワードファイルの生成と配置をおこなってください。

  • パスワードファイル
    • 「WinActorノート 操作マニュアル」の「パスワードファイル生成ツール」の章に書かれている内容にしたがって、パスワードファイルを生成してください。
    • パスワードとファイル名は「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「事前準備」の章に書かれている内容にしたがって、設定してください。
    • 生成したパスワードファイルはStep 1.で展開したフォルダに配置してください。

Step 4. SSHサーバおよびWinActorを動作させるPCの設定

「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「事前準備」の章に書かれている内容にしたがって、事前準備を完了してください。

Step 5. 拡張子logのファイルの生成と配置

本サンプルシナリオには、拡張子logのファイルが添付されていません。
あらかじめSSHサーバが動作するPC上の/home/user/logフォルダに、拡張子がlogである任意のファイルを配置してください。
本サンプルシナリオを実行すると配置した拡張子logのファイルが取得できます。
詳細は「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「シナリオ作成手順」の章をご確認ください。

Step 6. サンプルシナリオの実行

WinActorで本サンプルシナリオを実行開始します。

Step 7. サンプルシナリオ実行終了後の確認

「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「動作確認」の章をご確認ください。

トラブルシューティング

本サンプルシナリオでエラーが発生した場合、以下を確認してください。

発生現象 確認内容
発生現象
マクロ読み込み実行ユーザライブラリの実行失敗(WinActor ノートのマクロの実行失敗)
確認内容
・ SSHクライアント実行ログ.txtの内容と、「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「テキスト処理」の章の最後にある実行結果の図と比較し、どのあたりで失敗しているかを確認してください。

・ SSHサーバログ確認.jsonをWinActorノート マクロ編集ウィンドウで開き、ステップ実行を行いながら動作しないマクロを特定し、SSHサーバ、WinActorの動作しているPCの設定を見直してください。マクロ編集ウィンドウの操作に関しては、「WinActorノート 操作マニュアル」の「マクロ」の章をご確認ください。
発生現象
ファイル受信(SCP)ユーザライブラリの実行失敗
確認内容
SSHサーバ、WinActorの動作しているPCの設定を見直してください。

サンプルシナリオ解説

本サンプルシナリオで使用している実装テクニックについて説明します。

WinActorノートのSSHツールを使用したマクロの作成

  • 「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「WinActor ノートのマクロ作成」の章をご確認ください。

WinActorノートのマクロ読み込み実行を使用したシナリオ作成

  • 「WinActorノート 端末機能シナリオ作成マニュアル」の「作成したマクロの呼び出し」の章をご確認ください。

変更履歴

日付 修正内容 版数
日付
2019/10/17
修正内容
初版
版数
1.0版
日付
2023/6/12
修正内容
・注意事項を削除
・ファイル名を「SS1910_8322_GetFileFromSSHServer_1.0.1.zip」に変更
版数
1.1版

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