WinActor

人気 更新 2021.12.20
サンプルシナリオ ブラウザ関連
ブラウザ関連ライブラリでダウンロード先フォルダを変更するサンプルシナリオ

ダウンロードファイルの出力先を変更して、ファイルダウンロードを実行するサンプルシナリオとなります。

ブラウザ関連ライブラリを使用した場合、既定のフォルダから変更できないため、ダウンロード先の変更に利用することができます。

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サンプルシナリオ概要

はじめに

ダウンロードファイルの出力先を変更して、ファイルダウンロードを実行するサンプルシナリオ (以降、本サンプルシナリオ) について説明します。

本サンプルシナリオの概要

本サンプルシナリオは、以下の処理を行います。

  • 事前に出力先フォルダの存在をチェックします。
  • 操作するブラウザを選択します。(Chrome、Edge、Firefox)
  • 選択したブラウザを起動し、ダウンロードの設定を行うページを表示します。
  • ダウンロード先フォルダの設定に、指定したフォルダを設定します。
  • 対象のページを表示し、ダウンロードリンクを押下します。

使用するWinActorモジュール

本サンプルシナリオでは、以下のWinActorモジュールを使用します。

  • ノード/アクション/ウィンドウ状態待機
  • ノード/ユーザ/選択ボックス
  • 02_エラー処理/エラー.ums6
  • 04_自動記録アクション/エミュレーション.ums6
  • 04_自動記録アクション/クリック(WIN32).ums6
  • 04_自動記録アクション/文字列設定(WIN32).ums6
  • 23_ブラウザ関連/クリック.ums6
  • 23_ブラウザ関連/ブラウザ起動.ums6
  • 23_ブラウザ関連/ページ表示.ums6
  • スイートライブラリ/13_ファイル関連/フォルダの存在チェック
    (スイートライブラリはこちらからダウンロードできます)

動作確認環境

本サンプルシナリオは以下の環境で動作確認しています。

  • Windows 10、WinActor 6.3.1、Chrome 94.0.4606.81、Edge 95.0.1020.30、Firefox 93.0
  • Windows 10、WinActor 7.3.0、Chrome 94.0.4606.81、Edge 95.0.1020.30、Firefox 93.0

本サンプルシナリオの使い方

本サンプルシナリオの実施方法は以下の通りです。

Step1.サンプルシナリオの読み込み

ダウンロードしたサンプルシナリオのZIPファイルを展開し、展開したフォルダに含まれている本サンプルシナリオをWinActorで読み込みます。

Step2.動作に必要な変数の設定・変更

本サンプルシナリオを実行するために必要な値を、変数一覧で設定・変更します。
以下の変数を必要に応じて設定・変更してください。

  • 対象ページ
    • 操作対象のページを指定してください。
      添付のサンプル(test.html)など、入力ファイルをウェブページとして使用する場合、絶対パスで指定してください。
      例) https://xxx/xxx

  • ファイルダウンロード先
    • ダウンロードしたファイルを格納するフォルダを絶対パスで指定してください。
      例) C:\xxx\output

  • ブラウザ名
    • 任意のブラウザ名を指定してください。

  • クリック対象のXPath
    • ファイルのダウンロードを行うリンクやボタンのXPathを指定してください。
      操作対象のページに合わせて変更してください。

16105_input01.png
変数一覧画面

Step3.サンプルシナリオの実行

WinActorで本サンプルシナリオを実行します。
ファイルダウンロードのリンクがクリックされると本サンプルシナリオは終了します。

Step4.サンプルシナリオの終了後の確認

指定したフォルダにファイルが出力されていることを確認してください。

トラブルシューティング

本サンプルシナリオでは、変数指定が不十分であった場合、エラーメッセージが出力されます。
詳細については、エラーメッセージ一覧を参照してください。

サンプルシナリオ解説

サンプルシナリオで使用している実装テクニックについて解説します。

1.ブラウザ関連ライブラリの動作について

「23_ブラウザ関連/ブラウザ起動.ums6」で起動したブラウザの場合、事前に設定したブラウザの設定を引き継ぎません。
そのため、上記のライブラリで起動したブラウザでダウンロードを行った場合、ブラウザの初期設定のフォルダにファイルが出力されます。

本サンプルシナリオでは、ブラウザ起動後にダウンロード設定画面を表示し、ダウンロード先の設定変更を行っています。

16105_input02.png
ブラウザの設定画面に遷移箇所

2.ブラウザの設定画面に合わせてシナリオを変更

シナリオが正常に動作しない場合は、シナリオのXPathやエミュレーションの設定が原因となる場合があります。
特にブラウザについて、本サンプルシナリオは動作確認環境に記載のブラウザのバージョンで動作を確認しておりますが、ブラウザのバージョンによってはエミュレーションなどが正常に動作しない場合がありますので、設定の見直しを行ってください。

16105_input03.png
ブラウザのバージョンに合わせて要確認箇所

3.操作対象のページ変更

本サンプルシナリオでは、同梱のサンプルページ(test.html)を表示してダウンロードリンクを押下しています。
操作するウェブページに合わせて、変数の対象ページの値変更や、クリックノードをエミュレーションに変更するなどをご検討ください。

16105_input04.png
対象ページ変更時の要確認箇所

変更履歴

版数 日付 修正内容
版数
1.0版
日付
2021/12/20
修正内容
初版
版数
1.1版
日付
2024/1/17
修正内容
・注意事項を削除
・ファイル名を「SS2112_16105_Browser_ChangeDownloadFolder_1.0.1.zip」に変更

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