WinActor

更新 2021.01.27
サンプルシナリオ WinActorEye
QRコードの読取を行い、読取結果をExcelファイルに記載するサンプルシナリオ

WinActorEyeの「Eye:マクロ読込み実行」を使用してQRコードの読取を行い、読取結果をExcelファイルに記載するサンプルシナリオになります。

Ver7.2.0同梱WinActorEyeのバーコードツールの使用例です。
本サンプルシナリオを変更することでQRコードから取得した文字列を、Excelや別のシステムへ転記することができます。

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サンプルシナリオ概要

はじめに

WinActorEyeの「Eye:マクロ読込み実行」を使用してQRコードの読取を行い、読取結果をExcelファイルに記載するサンプルシナリオ(以降、本サンプルシナリオ)について説明します。

本サンプルシナリオの概要

本サンプルシナリオは、以下の処理を行います。

  • 入力画像フォルダに格納されたファイルを取得します。
  • 取得したファイルがPNG形式であった場合は、WinActorEyeで画像内からQRコードを読み取ります。
  • QRコードの読取結果、ファイルの更新日、ファイル名を出力先Excelファイルに記載します。
  • 処理後のファイルを処理済フォルダに移動します。

使用するWinActorモジュール

本サンプルシナリオでは、主に以下のWinActorモジュールを使用します。

  • 13_ファイル関連/02_ファイル操作/ファイル情報取得(更新日時)
  • 13_ファイル関連/05_ファイル名/ファイルパスからフォルダパスとファイル名を取得
  • 26_WinActorEye/Eye:マクロ読込み実行
  • 26_WinActorEye/画像ファイル読み込み

動作確認環境

本サンプルシナリオは以下の環境で動作確認しています。

  • Windows 10
  • WinActor 7.2.0
  • Microsoft Excel 2016

制約事項

本サンプルシナリオを使用する際は、事前に以下をご確認ください。

  • 処理対象の画像ファイルは、シナリオを実行する前に、入力画像フォルダに格納してください。
  • 処理対象の画像ファイルは、PNG形式(.png、.PNG)を対象としています。他形式の画像ファイルは処理されません。

本サンプルシナリオの使い方

本サンプルシナリオの使い方は以下の通りです。
WinActorEyeのバーコードツールについては「WinActorEye操作マニュアル」を参照してください。

Step1.サンプルシナリオの読み込み

ダウンロードしたZIPファイルを展開し、展開したフォルダに含まれている本サンプルシナリオをWinActorで読み込みます。

Step2.(任意)動作に必要な変数を設定

本サンプルシナリオを実行するために必要な値を、変数一覧で設定します。
本サンプルシナリオを展開直後と異なるフォルダ名で実行する場合は、以下の変数の初期値を変更してください。

  • 処理済みフォルダ
    処理済フォルダのフォルダ名を指定します。

  • 入力画像フォルダ
    入力画像フォルダのフォルダ名を指定します。

  • 出力先Excelファイル
    QRコードの読取結果、ファイルの更新日、ファイル名を記載するExcelファイルのファイル名を指定します。

13826_input1.png

変数表示画面

Step3.フォルダ・ファイルの用意

本シナリオ実行前に以下の準備を行います。
(1)Step2で処理済みフォルダ入力画像フォルダの値を変更した場合は、本サンプルシナリオを配置しているフォルダに指定した名前のフォルダを作成してください。
(2)Step2で出力先Excelファイルの値を変更した場合は、指定したファイル名のExcelファイルを本サンプルシナリオを配置しているフォルダに配置します。Excelファイルのフォーマットが異なる場合、シナリオ内のセル位置を変更する必要があります。
(3)入力画像フォルダに処理を行いたいファイルを配置します。

Step4.サンプルシナリオの実行

WinActorで本サンプルシナリオを実行開始します。

Step5.サンプルシナリオの終了後

本サンプルシナリオが正常に実行終了した場合、以下の処理が行われています。
(1)正常に処理されたファイルは、入力画像フォルダから処理済フォルダに移動されています。
(2)ファイル名にシナリオの実行日時のついた出力先Excelファイルが作成されています。
(3)(2)で作成されたExcelファイルに、正常に処理されたファイルのQRコードの読取結果、ファイルの更新日、ファイル名が記載されています。

トラブルシューティング

本サンプルシナリオでエラーが発生した場合、エラーメッセージ一覧を参照してください。

サンプルシナリオ解説

本サンプルシナリオで使用している実装テクニックについて説明します。

1.PNG形式のファイルのみを処理対象とする方法

本サンプルシナリオでは、分岐の条件に正規表現を使用することで、PNG形式のファイルのみを処理対象としています。
分岐グループ「拡張子がpngまたはPNG?」の分岐の条件式を、以下の図のように変数「処理対象のファイル」と値「.\*(png|PNG)$」を「正規表現」で比較するよう設定します。これにより、ファイルの拡張子がpngまたはPNGの場合Trueの処理に、それ以外の場合Falseの処理に分岐させることができます。
PNG形式以外のファイルを処理対象とする場合は、値「.\*(png|PNG)$」を修正してください。
例)BMP形式を処理対象とする場合、値「.\*(bmp|BMP)$」に修正してください。

13826_input2.png

PNG形式を処理対象とする条件式



また、複数のファイル形式を処理対象とする場合は、条件で「OR」を選択し、「+」ボタンで条件式を追加します。
以下の図は、PNG形式とBMP形式の画像ファイルを処理対象とする場合の設定を示しています。

13826_input3.png

複数のファイル形式を処理対象とする条件式

2.ファイルを上書き保存する方法

本サンプルシナリオでは、ファイル移動先に既に同名のファイルが存在していた場合、
「ファイル移動」ライブラリでのエラー発生を防止するため、以下の手順でファイルの上書き保存を実現します。

(1)変数「移動先フォルダ」を設定し、サブルーチン「ファイル移動」を呼び出します。
(2)サブルーチン呼び出し元で設定した「移動先フォルダ」に、処理したファイルの名前を連結させ、そのパスにファイルが存在するかをチェックします。
(3)(2)のファイルが存在した場合は、そのファイルを削除します。
(4)「移動先フォルダ」に処理したファイルを移動します。

変更履歴

版数 日付 修正内容
版数
1.0版
日付
2021/1/27
修正内容
初版
版数
1.1版
日付
2024/1/16
修正内容
・注意事項を削除
・ファイル名を「SS2101_13826_ReadQRcodeWithWinActorEyeandInputtoExcel_1.0.1.zip」に変更

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