プログラムの実行の継続を妨げる異常な事象(例外)が発生した際に、エラーとして(内容に応じて)対処させる処理のことを「例外処理」と言います。
WinActorはシナリオの記述通り動作することができない場合「例外(エラー)」を発生させます。この例外に対して、WinActorの例外処理を使えばシナリオを中断することなく、最後までシナリオの実行ができます。
具体的には、例外処理グループのノード内に「正常系」と「異常系」の2パターンの処理を準備することで、シナリオ実行中に不測の例外が発生した際に、「正常系」の処理を中断し「異常系」の処理が実行されることで、シナリオ自体は止まらず最後まで処理ができます。
その場でWinActorの画面で確認ができない時に例外が発生した場合、例外処理グループに例外発生時の情報(変数の値、画面キャプチャ、シナリオ独自の情報など)を出力して保存することができます。例外発生時の詳細な情報を保存しておくことで、デバック時間の短縮やより例外が発生しにくいシナリオ作成に役立ちます。
シナリオ実行時に例外が発生した際に、その処理を一旦あきらめ、次の実行したい処理を実行することができます。
シナリオ実行完了時間の遅延やシナリオ停止を回避することができるため、夜間や休憩時間中などの時間に制限があるシナリオ作成に役立ちます。
タイムアウトなど誰しもが起こりうる例外の発生に対して処理を一時中断し、再度はじめから正常系の処理を実行することができます。
正常系の処理を完了するまで繰り返すことができるため、すべてのデータに対して確実に処理を実行させるシナリオ作成に役立ちます。
下記アンケートにお答えいただきますと、アンケート回答終了時の画面にて、例外処理についての資料ダウンロードができます。
こちらの資料では、処理が止まらないシナリオ作りのコツをはじめ、例外処理についてや各エラーメッセージについての説明や対処方法を記載しております。
シナリオ作成の際にどうぞご活用ください。