Googleより提供しているフレームワークの古い仕様「Manifest V2」(以下、MV2)の廃止スケジュールおよびChromeとEdgeのMV2準拠の拡張機能の段階的廃止が発表されました。
Ver.7.3以前は、MV2準拠の拡張機能によりブラウザ操作の自動記録を実現しており、MV2廃止後でも作成済みのシナリオの実行については影響ありませんが、自動記録機能を用いたシナリオ作成はできなくなります。
Ver.7.4以降では、新しい仕様であるMV3準拠の拡張機能によりブラウザ操作の自動記録や実行時の操作を実現しています。この機会に最新版WinActorへのバージョンアップをご検討ください。
2024年6月:早ければChrome127以降において、安定版(Stable)の前にリリースされる版(Dev、Canary、Beta)でMV2拡張機能が利用不可となります。また、ChromeウェブストアからMV2拡張機能をインストールできなくなります。
2024年7月:上記のリリースから1ヶ月程度経過後にリリースされる安定版(Stable)でもMV2拡張機能が利用不可となります。ただし、エンタープライズ環境(注1)ではポリシー設定により利用を許可することができます。
2025年6月:エンタープライズポリシーを使用してもMV2拡張機能が利用不可となります。
WinActorの各バージョンのブラウザ操作に関する機能について、Google Chrome(以下、Chrome)およびMicrosoft Edge(以下、Edge)のMV2拡張機能廃止よる影響を下表に記載します(作成済みのシナリオの実行には影響はありません)。
WinActor Ver.7.4.0以降にて、ChromeおよびEdgeの自動記録時に用いるブラウザ拡張機能はMV3対応されており、MV2拡張機能廃止後もChromeおよびEdgeに対してブラウザ操作を自動記録できます。
ChromeやEdgeの設定画面または拡張機能画面にて以下が表示されれば、エンタープライズ環境かを確認できます。
・MV2廃止スケジュール ※情報更新
https://developer.chrome.com/docs/extensions/develop/migrate/mv2-deprecation-timeline?hl=ja
・EdgeのMV3移行スケジュール
https://docs.microsoft.com/ja-jp/microsoft-edge/extensions-chromium/developer-guide/manifest-v3