業務処理の効率化と働き方改革、そして未来の成長を支えるインフラ導入。異なる3つの要件をいかにして達成するか?
|
|
|
業務推進部 RPA推進室長
志村和弘 氏
|
業務推進部
RPA推進室 松島秀樹 氏
|
業務推進部 RPA推進室
髙橋一大 氏
|
クレジット業界をインフラ運用で支える総合プロセシングカンパニー
株式会社キュービタスは、クレジットカードの市場拡大に伴い、増大する処理業務をインフラ運用で支える総合プロセシングカンパニーです。当社では、クレジット決済に伴うカード利用者・加盟店による情報登録や更新・変更など、多岐にわたる処理業務を複数の大手クレジット会社様から受託しています。
ベクトルが異なる3つの課題解決に有効なRPA
年々増え続ける処理業務の品質やセキュリティを、いかにして確実に担保するか。一方で自社の「働き方改革」を推進しながら、持続的なビジネスの成長を実現する。こうした課題の解決には、業務の合理化や自動化が不可欠です。さまざまな選択肢を検討した結果、最適解として導き出されたのがRPAの導入でした。
短期構築、効率的な運用、充実したサポートを評価し、WinActor®を採用
その後、専任の部署を立ち上げ、半年の時間をかけて導入のあるべき姿や具体的な製品の検討を実施。①自社内でシナリオが構築できる使いやすさ、②低コストでの運用が可能で、修正や変更にもスピーディに対応できる、③導入後も将来にわたって導入パートナーの手厚いサポートが期待できるといった基準で評価を行い、最終的にWinActor
®の採用を決定しました。
課題のポイント
- POINT01
- 「増大する処理業務への対応」「働き方改革の推進」「未来にわたる持続的な成長の実現」を同時に実現する
- POINT02
- RPAの導入においては、自社内でシナリオの構築・変更ができる使いやすさと、導入パートナーの手厚いサポートが必須要件
月間65万件の処理業務をWinActor®に移行。省コストかつ変化に柔軟な事業基盤で「働き方改革」と「新たな成長」の第一歩を踏み出す
導入パートナーの訪問サポートで運用のノウハウを習得
2017年11月に利用を開始した当初はわずか8つだったWinActor
®のシナリオは、1年8カ月後の現在、約240シナリオまで拡大しています。最初の半年間は、導入パートナーによる週1回の訪問サポートを通じて、目の前でシナリオを作成してもらいながら運用のノウハウを習得していきました。その結果、「これなら自社内のリソースで運用していける」という確信を得られたことから、それ以降は現場の声を聞きながら、自社のリソースを使って順次シナリオを増やしていきました。
業務を大幅に効率化し、持続的な成長を支援する省コストな事業基盤
業務効率化の観点では、月間で65万件に及ぶ処理業務のWinActor
®への移行を完了しています。処理の時間数で見ると、RPAによって月間で約1万5,000時間が削減されています。この結果、業務のキャパシティが大きく拡大し、これまで既存の人員では受注できなかった業務量を確実に処理できる体制ができ上がりつつあります。
運用の集中管理や高度な自動化など、新たなステップに向けチャレンジ
業務の負荷が大きく減った結果、社内からRPAに対して前向きな期待と協力を得られるようになりました。今後さらに利用が拡がれば、専用サーバーによる集中管理や処理の自動化なども求められてくるでしょう。そうした運用の部分も含めて、誰にとっても使いやすく、最終的に事業の成長とお客様満足度の向上に貢献できるRPAへ育てていきたいと考えています。
解決のポイント
- POINT01
- 稼働後も導入パートナーによる訪問サポートを活用して、社内のスキルアップができた
- POINT02
- WinActor®による自動化で、人員を増強することなく処理能力の大幅アップに成功
- POINT03
- 社員から寄せられるRPAに対する評価の声が、さらなる活用拡大の追い風に