経理課長 大串 一吉 氏 |
当社は5年ほど前に3社が合併して発足しました。それを契機に店舗からバックオフィスまでさまざまな業務の合理化に取り組んできましたが、課題の1つに「販売データの出力や集計業務の手間」がありました。 全48店舗がそれぞれ販売管理システムを操作して販売データを取り出し、報告用の形式に転記し、送信するという作業をしていました。データは関西・中国・九州の各地区での取りまとめを経て全社で集約されます。日次売上は翌日に経営層に報告され、現金/カードなど決済別の情報も合わせたデータが会計システムに入力されます。日次の処理に加えて・・・続きはこちらから
導入したRPAツールは、ニッセイコムに提案していただいた「WinActor®」です。ツール単体ではなく、ニッセイコムのエンジニアによるサポートサービスとセットで導入し、「1. 部品の開発」「2. 部品を用いたシナリオ作成」「3. 運用テスト」という流れで進めていきました。 ・・・続きはこちらから
最初にシナリオ化した業務だけで見た場合、1ヶ月あたり904時間の作業時間を自動化する事ができました。8時間/日で作業者を確保した場合、113人日分の人件費を削減できた計算になります。先述の経営層への日次売上報告は11時までに完了できるようになりました。
空いた時間を本来の業務に使う事ができるようになりました。抽出や集計だけで精一杯だった頃の営業スタッフは「数字がいったかいかないか」で終わっていましたが、
今では「何が、どのくらい、なぜ売れたのか」を考察し、対策を立てられるようになりました。これまで分析がおざなりになっていたのは・・・続きはこちらから
「最初の小さな成果」と「自社運用の土台」を早く作ることだと思います。どんな小さな業務でも、実際に自動化してその効果が実感できると、社内の理解が得られて協力者も現れ、スムーズに普及していきます。一度にあれもこれもと欲張らない方がいいと思いました。ただし社内の理解が得られても、その後スムーズにシナリオを増やしていくためには、そのための能力がないといけません。当社では・・・続きはこちらから