経理部 経理室長 日髙 氏 |
経理部 経理室 仲佐 氏 |
2017年度より、『新しいコトに挑戦!』をスローガンに掲げ「中期経営計画 Achieve2020」をスタートさせました。この計画の重点課題の1つが「働き方改革の推進」であり、具体的には、業務改善活動の推進、生産性の向上、有給休暇の取得促進などの目標に対して、会社を上げて取り組むことになりました。
働き方改革の推進においては、もう1つの重点課題である「収益力の強化」との両立が重要であり、必要となる現在の業務を維持しつつ業務改善を図る必要があります。具体的な施策を検討していたところ、経営層から「RPAツールで人手に頼った作業を軽減できるか試してはどうか」と提案があり、経理部として社内トライアルに手を上げました。しかし、思いの外ツールの種類が多く「どのRPAを選択するか」が次の課題でした。
RPAを選択していく中で海外製のツールも試しましたが、インタフェースや用語の意味を理解しながら自動化を進めるのにひと手間かかり、導入にはややハードルがあると感じました。その点、WinActor®は日本語に対応しているだけでなく、専門的なプログラミング技術が必須ではないので、エクセルのマクロをつくっていた経験を活かして、スムーズに導入を進めることができました。
導入トライアルでは「基幹システムからデータを出力して、会計システムにデータを入力する作業」と、「会計システムから会計科目ごとにエクセルに出力する作業」の2つを自動化しました。どちらも、適用時に業務フローを再チェックし、業務の性質から「作業」と「仕事」を切り分け、RPAに適した「作業」にのみRPAを利用することで、それぞれの業務フローごとに最適化・効率化が実現できました。
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