負担軽減のためRPAの導入を検討していたところ、業務フローとマニュアルが明確になっている入館処理が、導入テストに適任だと考えました。始めのうちは、操作面・技術面の支援を受け、シナリオも途中まで作成いただきました。同時に、より効率的にRPAを運用ができるよう、業務フローの見直し・デジタル化も実施し、申請受付~システム入力~ワンタイムパスワードの発行・返信までの工程を、自動化に適した内容に再設計しました。
実際に運用を始めてみると、作業の中断がなくなったことで、想定以上に社員が作業に集中して取り組めるようになりました。運用前は「慣れたやり方を変えたくない」と思うメンバもいましたが、思った以上にすぐに業務改善の効果が表れてRPAに対して肯定的な意見が増え、今ではすっかりWinActor®を頼りにしています。
RPAの特性を理解すると、「感情がない」という点はメリットであると思うようになりました。例えば、給与や社内評価の情報など、扱う人を選ばないといけないセンシティブな情報の初期段階の処理作業については、人よりもRPAが向いている可能性もあります。総務や営業の定形作業の処理も含めて、社内で幅広く導入業務を検討していきたいと思います。