application/x-www-form-urlencodedのBodyを構築してHTTPでのPOSTメソッドを実行するサンプルシナリオ

はじめに

WinActorのHTTPライブラリを使用して、application/x-www-form-urlencodedのBodyを構築してHTTPでのPOSTメソッドを実行するサンプルシナリオ(以降、本サンプルシナリオ)について説明します。

本サンプルシナリオの概要

本サンプルシナリオは、以下の処理を行います。

使用するWinActorモジュール

本サンプルシナリオでは、主に以下のWinActorモジュールを使用します。

本サンプルシナリオの想定レベル

本サンプルシナリオのドキュメントは、以下の技術レベルのユーザを対象としています。

動作確認環境

本サンプルシナリオは以下の環境で動作確認しています。

制約事項

本サンプルシナリオの使い方

本サンプルシナリオの使い方は以下の通りです。

Step 1. サンプルWebサーバープログラムの起動

本サンプルシナリオは、手元のPCのみで動作を確認できるようにサンプルWebサーバープログラムを同梱しています。 サンプルWebサーバーの起動にはPython 3.6.3が必要となりますので、別途インストールしてください。

ダウンロードしたZIPファイルを展開します。

Step 2. サンプルシナリオの読み込み

展開したフォルダにあるサンプルシナリオをWinActorで読み込みます。

Step 3. 動作に必要な変数を設定

本サンプルシナリオを実行するために必要な値を、変数一覧で設定します。
事前に設定が必要な変数は下記の2つです。

変数一覧画面
変数一覧画面

Step 4. サンプルシナリオの実行

WinActorで本サンプルシナリオを実行します。
HTTP POSTメソッドの実行まで完了すると、本サンプルシナリオは終了します。

Step 5. サンプルシナリオの終了後

HTTP POSTメソッドの実行結果である応答内容(HTML)が、シナリオと同じフォルダに「Response.html」として出力されています。 Webブラウザで「Response.html」を開き、ページ内に“HTTP POST OK”と表示されていればPOSTに成功しています。 また、ページ内の「POST Body」に、本サンプルシナリオがサンプルWebサーバープログラムへ送信した要求のボディが表示されています。

トラブルシューティング

本サンプルシナリオでは、誤ったURLやファイル名/フォルダ名を指定した場合、エラーメッセージが出力されます。

詳細については、エラーメッセージ一覧を参照してください。

サンプルシナリオ解説

本サンプルシナリオで使用している実装テクニックについて解説します。

application/x-www-form-urlencodedの要求のボディの生成

本サンプルシナリオでは、変数一覧のBodyCSVファイルに指定されたCSVファイルの内容に用い、application/x-www-form-urlencoded準拠のボディを生成しています。

なお、上記のURLパーセントエンコーディングの処理は、本サンプルシナリオの「application/x-www-form-urlencoded Body作成サブルーチン」が相当します。

Body作成サブルーチン
Body作成サブルーチン

HTTP POSTの実行

HTTP POSTメソッドは、 HTTP.ums6 ライブラリを利用して実行しています。

HTTP POSTメソッド実行グループ
HTTP POSTメソッド実行グループ

HTTP.ums6 ライブラリのプロパティのうち、「基本設定」タブで与える設定は以下の通りです。

HTTP.ums6の基本設定
HTTP.ums6の基本設定

「要求」で与える設定は以下の通りです。

HTTP.ums6の要求のヘッダ
HTTP.ums6の要求のヘッダ
HTTP.ums6の要求のボディ
HTTP.ums6の要求のボディ

「応答」で与える設定は以下の通りです。

HTTP.ums6の応答のボディ
HTTP.ums6の応答のボディ
HTTP.ums6の応答のステータスコード
HTTP.ums6の応答のステータスコード

変更履歴

版数 日付 修正内容
1.0版 2019/11/15 初版
1.1版 2023/06/12 ・注意事項を削除
・ファイル名を「SS1911_7709_HTTPPostXWWWFormUrlencoded_1.0.1.zip」に変更
1.2版 2023/08/30 ・サンプルWebサーバーの起動にはPython 3.6.3が必要の文言修正、起動しない場合はアプリ実行エイリアスの設定が必要の文言追加
・ファイル名を「SS1911_7709_HTTPPostXWWWFormUrlencoded_1.0.2.zip」に変更